牛の仕事の手伝いでじいさんちに言ったら、
牛小屋の前が血臭い。
血くせぇ、血くせぇんだ。
牛小屋そばに変なものがある。
よくは分からないが、ソレが血だらけになっている。
こんなとこで屠殺するわけないし、子牛でも生まれたのかと思ったら、手術をしたらしい。
手術までの経緯。
餌を食べないので、腹を切ってみた。
胃が捩れてた。
捩れを直して縫って今は牛小屋の中。
そんな風に教えられた。
腹を切られた牛は、立って餌を食っていた。
そいつを見ていて、なんだか「腹切りセップク丸」を思い出したのであった。
その後のセップク丸であった。
そうか セップク丸さまは牛だったのか。
乳牛しね。